直角三角形と三角比 ― まずは3つの辺の名前から
三角比はここから。直角三角形の対辺・隣辺・斜辺を、注目する角θから一発で見分けるコツを、前提知識ゼロでやさしく解説します。
make sense 編集部 ・ 公開 2026/6/10
「三角比」と聞くと身構えてしまう人、めちゃくちゃ多いです。でも安心してください。 スタートはとても地味で、直角三角形の辺に名前をつける、それだけです。 ここさえ押さえれば、あとは一本道で進みます。
そもそも三角比って何のためにあるの?
ひとことで言うと、直接は測れない長さを、角度と1辺から計算でズルするための道具です。
たとえば「木の根元から15m離れて見上げたら、角度が30度だった。木の高さは?」。 ハシゴをかけて測るのはしんどいですよね。でも三角比を使うと、これが計算一発で出ます。
その”ズルの正体”が、これから出てくる sin・cos・tan という3つの比です。 …が、今回はまだ使いません。まずは下ごしらえ(辺の名前)からいきましょう。
直角三角形の3つの辺って、それぞれ何?
下のように、直角(90度)を1つ持つ三角形を考えます。注目する角を (シータ)と すると、3つの辺にはそれぞれ名前がついています。
- 斜辺(しゃへん): 直角の真向かいにある、いちばん長い辺。三角形の”背骨”みたいなやつです。
- 対辺(たいへん): 注目する角 の向かい側にある辺。「θから見て正面」と覚えればOK。
- 隣辺(りんぺん): 角 にとなり合う辺(斜辺じゃないほう)。
迷ったらこの順番で決める
名前を当てるのが不安なら、次の順でいけば確実です。
- まず斜辺を探す(直角の向かい=いちばん長い)。
- 次に の正面にある辺。それが対辺。
- 余ったもう1本が隣辺。
ポイントは、斜辺は固定だけど、対辺と隣辺は「どの角に注目するか」で入れかわること。 ここが最初のつまずきポイントなので、先に言っておきますね。
注目する角を変えたら、辺の名前はどうなる?
同じ三角形でも、見る角を反対側の角 (ファイ)にすると、対辺と隣辺が役割交代します。
斜辺だけは何があっても変わりません。「対辺・隣辺は角しだい、斜辺はいつも同じ」。 これだけ頭に置いておけば大丈夫です。
辺の名前が見分けられれば、下ごしらえは完了です。次回、いよいよ sin・cos・tan の登場。 やることは「辺の割り算」だけなので、気楽に来てください。
よくある質問
- Q. 対辺と隣辺はどう見分ける?
- A. 注目する角の正面にある辺が対辺、となり合う辺(斜辺以外)が隣辺です。斜辺は直角の真向かいで、注目する角を変えても変わりません。
- Q. 三角比は何のために使うの?
- A. 角度と1辺の長さから、直接は測れない長さ(木やビルの高さなど)を計算で求めるために使います。
- Q. 対辺・隣辺・斜辺は注目する角で変わる?
- A. 斜辺は直角の向かいで固定ですが、対辺と隣辺はどの角に注目するかで役割が入れかわります。
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この勢いで、もう1本いっとこう。
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